HOT ! 洋船モチーフ／歴史を記録したバティック

TOKO batik ではなくAntique shop にて購入。一枚の布から視野が広がる自然と化学と歴史を感じさせる古更紗★歴史的考察／工芸品に歴史を記録する一例モチーフの洋船の帰属国は不明。大航海時代の蒸気船ともオランダや、イギリスの商船ともとれる。★自然と化学的考察藍染、藍『インディゴ』の話　インディゴとは、インド藍を指し、藍色を産み出す藍植物、そして色素の物質名もインディゴと言う。　敢えて言うなら、どこにでも群生する雑草、育てるのは誰でもができる植物とはある専門家の言。　ところが、インディゴ生成がことの外厄介な作業。　かくも厄介なインディゴの生成は、そもそもインディゴが水溶性でないから。インディゴから酸素を切り離すこと(還元)で科学変態させたインディゴ白を繊維に染み込ませ、染液から取り出し空気に当てる酸化作用で布が青くなるというのが藍染が自然と化学を身近に感じさせる由縁である。学名　Morinda CItrifolia、熱帯の海岸林としてよく見かける、こちらも身近な存在の植物。「椰子の実の唄」のように日本の島島にも辿り着いたのか？日本では「八重山青木」。積載物は中国五代時代の陶器などであり、船はマラッカ海峡周辺地で造船されたと特定さるている。。中国　小其製款　紫砂　黄泥　六角急須　茶壷　M　R5557。ジャワ島から集められたold batik とは趣きを異にする。煎茶道具　織部焼　玉露　煎茶器揃　急須　湯冷　茶碗五客　V　R7774。越前焼　脇谷窯　西浦武作　三足向付　五客　C　R5874。オランダ船とするのが妥当だが、ポルトガル船やイギリス船もスマトラ沖を航海した歴史がある。和食器　備前焼　五子窯　前嶋五一郎作　小皿　六客　共布共箱　V　R7665。中国　紫砂　朱泥　急須　茶壷　一對　在銘　M　R5658。ジャワ更紗のモチーフとしても登場する。朝鮮美術　李朝　高麗白磁　盃　M　R7793。茶道具　楽吉左衛門　赤楽茶碗　時代箱付　V　R7596。世界の代表的な藍植物4種　① 蓼科のタデ藍　　　　　日本　②豆科のコマツナギ　　インド(indigo)　③狐の孫科キツネノマゴ　東南アジア(琉球藍)　④アブラナ科woad 欧州どれも決して珍しい植物ではない。煎茶道具　萬古焼　古稀一光作　手捻　横手急須　茶壷　D　R5605。⬇️辻修窯　⭐︎ コスモスがいっぱい　秋桜。藍は案外身近にあるようだ。京焼　平安　山川巌造　仁清　荘壷　共箱　V　R7659B。茶道具　釜師　畠春斎作　国師釜　共箱　M　R7603F。布を染める藍を作るまでにおよそ100日を要する。茶道具　古瀬戸　江戸初期　口禿手　一重口水指　澤田常安極め箱　M　R7571。骨董　時代ガラス　ゆらゆら　気泡入り　希少銀色　剣先コップ　ウラン１客限り。水に不溶の藍染料を可溶化させ、染織可能な状態にする工程が必須。伝統工芸　樺細工　吉田忠作　桜皮抹茶入　共箱　V　R5560。中国　南宋　建窯　天目茶碗　V　R7604。茜染め染料としてはインドネシアでは古くからNONIの樹皮や根を使用。茶道具 木地 煙草盆 永楽善五郎作 在銘 祥瑞 火入 揃(K-LC685)。彫刻家　安藤菊男作　ブロンズ像　裸婦像　女性像　重さ約3.7kg　M　R5865。夏に白い花をつけ、風船のように空洞な実は海水に浮き海流散布した植物と言われる。伝統工芸　桜皮細工　扇銘々皿　五客　茶筒　茶匙　蓋物　まとめて　V　R5839。茶道具　指物師　前田南斎作　雲波刻　檪香合　裏千家淡々斎極め箱　M　R5695。　　沈没船こぼれ話2003年にバティック生産地で有名なチルボン沖で見つかった沈没船の沈没時期は西暦970年とのこと。中国　龍泉窯青磁　小壷　M　R5851。『天狗』面根付　能面（提げ物 /緒締め /帯留め /Netsuke）。交易の要所らしいトピックスだ。常滑焼　澤田重治作　ヨリコ造り　壷　大壷　重さ約14kg　共箱　N　R5686C