HOT ! 黒田光楽窯　「黒田光楽（耕三朗）」作　萬古焼花入（約高２６㌢、口４㌢、胴７㌢）

「黒田光楽窯」二代目「黒田光楽（耕三郎）」作の萬古焼花入（一輪挿し）です。共箱には「花入」「光楽」の箱書きと朱文落款印「光楽」が、花入底には「光楽」と思われる刻印（画像写真１３）が見られます。三重県四日市市万古町の初代「黒田光楽（丹治郎）」は釉薬の研究者でもあり、大正初期から昭和初期にかけて、萬古焼では難しいとされていた結晶釉を完成させた萬古焼の名工（付属の栞初代の項目を参照）。その輝かしい陶歴は栞に詳細が記載されています。　　　　　　　　　　　　　　　　　母が生前に趣味としていたお茶（裏千家）の道具と一緒に、先に出品の備前焼「木村陶峰」作の胡麻焼三角花瓶 と共に、仕舞われていたもの。４０年以上の経年品ですが、花入の汚れや傷などはほぼ見当たらず未使用に近いと言えます。大きさ、重さはおよそ次の通りです。日本の美意識としてよく使われる「詫寂（わびさび）」は、人によって感じ方が異なり分かるようで分からない感覚ですが、出品の花入がそっと置かれた佇まい（たたずまい）に、多くの方がそのような感覚に浸れるのではないでしょうか。。中国　南宋　建窯　禾目天目茶碗　煎茶碗　桐箱付　V　R5884。共箱入りで栞も。中国　紫砂　朱泥　花形　蝶摘　急須　茶壷　在銘　M　R5878。煎茶道具　鋲打文　鉄瓶　鉄釜　M　R5868。花入の外観、色合い、膚合い、表面の地色に緑（緑釉？）の滴り（画像写真５、６）などには何とも言えない味わい深さを感じます。茶道具　志野茶碗　壷中庵極め箱　V　R5879。中国　小其製款　紫砂　黄泥　六角急須　茶壷　M　R5557。後に二代目「光楽」を襲名する「黒田耕三郎」は、初代の三男で１９３２（昭和７）年生、家業を継ぐとともに作陶を志す。煎茶道具　織部焼　玉露　煎茶器揃　急須　湯冷　茶碗五客　V　R7774。越前焼　脇谷窯　西浦武作　三足向付　五客　C　R5874。記載が昭和５６年までであることから出品の花入はこの頃の作品だと考えられ、４０年以上の経年品です。和食器　備前焼　五子窯　前嶋五一郎作　小皿　六客　共布共箱　V　R7665。中国　紫砂　朱泥　急須　茶壷　一對　在銘　M　R5658。入手時期、使用状況は不明です。朝鮮美術　李朝　高麗白磁　盃　M　R7793。茶道具　楽吉左衛門　赤楽茶碗　時代箱付　V　R7596。共箱は若干の汚れや変色が。煎茶道具　萬古焼　古稀一光作　手捻　横手急須　茶壷　D　R5605。⬇️辻修窯　⭐︎ コスモスがいっぱい　秋桜。高さ２５．８㌢、口外径４．３～４．４㌢、口内径３．５㌢／胴径７．３㌢、底径５．９㌢／重さ７４０㌘／４０年以上の経年品ですが、未使用に近い良好な状態の花入（一輪挿し）です。京焼　平安　山川巌造　仁清　荘壷　共箱　V　R7659B。茶道具　釜師　畠春斎作　国師釜　共箱　M　R7603F。茶道具に限らず、花入、置物として活用していただければ幸です。茶道具　古瀬戸　江戸初期　口禿手　一重口水指　澤田常安極め箱　M　R7571